映画を見ました（5作品）

映画を見たので、とても雑な感想。

ベイマックス　★★★☆☆

最後のほうのオチはちょっと意外。戦隊物になる予想をしていなかった。日本版の予告とかチラシだと、ただの家族万歳ものにしか見えないよなーと納得。欧米版のチラシだと予想できる。

私はてっきりただの家庭のほのぼのものかと思っていた。 みんなの武器を作っちゃう弟くんは間違いなく天才だと思うけど、天才すぎやしませんか。ロングヘアの女の子が使ってた強盗に投げる用のボールみたいな武器、ちょっと面白そうだった。

ベイマックスはいいやつだけど、なによりもベイマックスを作ったお兄ちゃんがすごい。そしてあれだけ煽ったのに黒幕はあの人でしたー！っていうのが意外と分かりやすくて安心のハリウッド。

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ドラキュラZERO　★★★☆☆

とにかく主人公が可哀想だし救われなさすぎて、見たあとが憂鬱すぎた。ずーん。

「民を守るためにドラキュラになったけど、無事に国を守って家族幸せに暮らすけど、ドラキュラだから家族の方が先に死んじゃって永遠に孤独で寂しい」みたいなハートフルストーリーを期待していたのに全く違った、全く。

主人公はドラキュラになり損だと思うし、救われたの民衆だけだし、主人公一家は悲惨な末路だし、主人公可哀想すぎるでしょう・・・。最後の微妙にハッピーエンドに見せかけたオチは理解できないまま終わった。

「串刺し伯爵」をやってた意味を聞かれたときの答えはなかなか考えさせられるものがあった。「ただ強いだけでは人々は恐れない。だが、人間の理解を超えた怪物を人々は恐れる。だから、恐れられるために怪物に見せかける必要があった。ひとつの村を全員串刺しにすれば、噂を聞いて怯えた他の村は、自ら投降してくる」というような内容（意訳）。

全体的に色合いがアースカラーだし暗いし、イデオンのごとく「みんな死ね！」みたいな気分のとき以外は見ることをオススメしない。でも、「みんな死ね！」な気分の時は『ウォンテッド』をオススメ。こちらは救われる感じの皆殺し。

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BEST OF ME　★★★☆☆

ドラキュラに続き、なぜこんなにも救われない話ばかり立て続けに見てしまったのか。 主人公♂は全く救われないし、主人公♂の父親は死ぬべき。

よくある高校の同級生が再会して燻っていた思いが燃え上がる系のストーリーなんだけど、とにかく主人公♂は、主人公♀にとっての “出汁” みたいな存在にしかなってなくて哀れすぎた。この映画を見た感想を一言で述べるなら「DQN親の元に生まれてきてしまったら人生地獄」。

育ての親のおじいちゃんがとてもいい人で、あんな保護者の元であんな自由奔放に素敵な青春してたら、そりゃ一生忘れられないでしょうね、という感想しか持たなかった。特に山小屋でのバカンス、あんな恋愛は現実には存在しないに違いない。

ラストのほうで時間軸を微妙にぼやかして鑑賞者をビックリさせたのは上手かったなーと思うけど、本当に主人公♂救われない。

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寄生獣　★★★☆☆

今回見た中で唯一笑えるやつ。 今まで「みぎー」とネタにされていたのが一切理解できていなかったけど、やっと理解できた。しばらく「みぎー」をネタにして遊んでたくらいには気に入った。

「その股/間のものを勃/起させてみてくれ、興味がある！」とか笑うでしょ！あと、突然4時間寝ちゃうとか、無駄に勉強家とか、ネタの宝庫だった。

寄生獣が耳から入るシーンは痛そうだった。頭がカパァっと開くのはなかなかインパクトあるし気持ち悪い。警官とお母さんのシーンは「うわぁー・・・」だったけど、その他はエンターテイメントとしてとても楽しんで見たけど、続編を見るかと言われると、見ないかな…。

深津絵里の機械みたいな感情を削ぎ落した演技を見ていて、某知人を思い出した。あの人、実は寄生されてるのかな…。

作品のノリとしては、『20世紀少年』に近いものを感じた。

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LUCY/ルーシー　★★★☆☆

なんだかんだこれも救われない物語だった気がしてる。とりあえず言えるのは、スカーレット・ヨハンソンはエロい。

人間が脳をもっと活用するようになったらどうなってしまうのか、という話。最初、ところどころに挟まるモーガン・フリーマンの講義がなんのためにあるのか分からなくて、早くストーリー進めてくれーと思ったけど、ストーリーが進むにつれて納得した。ただ、話をそっちに持っていくのかーというのがちょっと残念であり、物足りないところだった。ちょっと高尚にお話を作りすぎてしまった印象を受けた。

勝手に『ウォンテッド』みたいなぶっ飛んだ話を期待していたので、意外と現実的な方面に話を落ち着けるんだなーと思って肩透かしを食らった気分だった。

30%くらいのときに飛行機に乗るルーシーが髪の色や長さを一瞬で変えたときは、とても未来っぽかった。いつかああいう風になればいいと思うけど、飛行機のトイレで肉体がボロボロと崩れ始めたシーンはなかなかインパクトがあった。

結局、得したのはモーガン・フリーマン演じる教授だけだった説。

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全く関係ないけど、『ルーシー』と『ソルト』のパッケージのイメージがダブる…。